8月26日に開業を迎えた「芳賀・宇都宮LRT」の営業一番列車に乗ってきました。
路面電車 国内で新規開業は75年ぶり
全路線が新設される路面電車としては、国内で75年ぶりの開業となる宇都宮ライトレール。
連日注目を浴びていますが、今回は宇都宮ライトレールの営業一番列車に乗ってきました。
開業前のLRT【前日】
待機列は早くから混雑
私は当日の午前0時すぎから整列しました。しかし、上には上がいるというのも事実で、
先頭の方は前日の午後6時から並んでいたようです。
私は28番目ということで、一番列車の整理券を確保できました。
一般客の乗車は15:00から開始のため、数時間待たなくてはなりません。
日が昇る前までは、まだまだ余裕があるようにも思えましたが、5時を過ぎた頃から徐々に人が
増え始め、6時頃には列はかなりの長さになりました。東京方面からの始発が到着する7時前には、
更に多くの人が集まりました。
幸い、待機列のすぐ近くにコンビニがあるため、食料やトイレには困りませんでした。
地面に横たわったり、仮眠を取ったりする方もいて、案外落ち着いた雰囲気になっていました。
ただし、硬い地面に8時間も座るということは、腰を破壊する事と同義なため、小さめの椅子
を持参しました。レジャーシートも持って行って正解だったと思います。
待機場所(宇都宮テラス下)と、乗車整理券。
開業式と発車式・パレード
開業式や発車式・パレードも行われましたが、開業式は関係者のみの参加となり、
発車式とパレードについても、眠気の影響で今にも気絶しそうだったので、見るのは諦めて
仮眠を取ることにしました。
その後、宇都宮テラス前のデッキへ行くと、LRT関連のグッズ販売や、ウェルカムドリンク
(りんごジュース)の配布も行われていました。
駅周辺や宇都宮市・芳賀町内の至るところにLRT開業と書かれたのぼりが掲げられ、街全体で
開業を祝う雰囲気がありました。
LRT開業を祝したのぼり(JR宇都宮駅構内)
停留場へ入場
いよいよ15:00が近づいてきました。
発車30分前には停留場に来てくださいという案内がなされていたため、少し早めに停留場へ。
その後、スムーズに整列が完了し、停留場へ移動。
まだ列車は入線していませんが、周りは撮影に必死の様子。
ホームが狭いため、通勤ラッシュ顔負けの混雑具合となりました。
「宇都宮駅東口」駅の駅名標
営業一番列車に乗車
いよいよ列車が入線し、乗車・・・と思いきやハプニングが。
ドアが開いた途端、猛ダッシュで車内に入る人達。しかし、
「一度お降りください」との放送が入りました。どうやら、列車情報や運賃関連の設定
が終わっていなかったようです。
もう一度車内に入ると、あちこちで座席の取り合いが発生。押し合って席を取り合う姿が
散見されました。私も席を確保することが出来ましたが、隣で座席の取り合いが発生し、
少々息苦しさを感じました。
車内は新車の匂いがまだ残っていて、車内も落ち着きのある色調となっていました。
また、LCDやフリーWi-Fi、各種バリアフリー設備も完備されており、「令和最新版」
の路面電車にふさわしい設備となっていました。
車両は、新潟トランシス製造のHU300型。
今までの路面電車にはない、様々な要素が詰まっています。
LCDには「各駅停車」の文字。来年度から快速運転を行う予定のようです。
また、各車両にはSOSボタンが設置されており、客室の安全性も確保されています。
SOSボタンのデザインがドアボタンのようになっており、押し間違いが発生しそうで怖いですね。
LCDとSOSボタン
つり革も黒を基調としたデザインで、
お洒落ですね。
LRTの今後
宇都宮LRTは今後、駅西口方面まで延伸予定となっており、さらなる利用者の増加が期待できますね。
明日からは通常ダイヤでの運転となりますので、皆さんも是非、乗りに来てみてください。
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